1月24日、江東区文化センターレクホールで行われた「令和6年度 江東区産業表彰式」において、弊社が「永年継続事業所部門」で表彰されました。
同部門は、区内で100年以上事業を継続している企業を表彰するものです。
ニシザキ工芸の歴史は、先々代である西崎兼吉が青雲の志を抱いて愛知県岡崎市から上京したことに始まります。兼吉は浅草の江戸指物師、佐藤助作のもとに弟子入りし、腕を磨いた後に独立。江東区霊岸町に工房を構えました。
時代が進み、先代の西崎欣次が経営を担った高度成長期は、いわゆる「婚礼家具」の箪笥製造によって成長を遂げました。
その後、ライフスタイルの変化に呼応する形で特注家具製造へ事業の軸をシフト。高度かつ多様なニーズにお応えできる体制へと進化し、現在に至ります。
「家具作り」という屋台骨は守りながらも、時代に合わせて業種や業態を変化させてきたこと。それこそが、今日まで事業を継続することができた力の源泉だといえるかもしれません。
今回の表彰に際し、歴史というかけがえのない財産を改めて誇りに思うとともに、次の時代を背負う後輩たちへバトンを継承していく責任の重さを感じます。
これからも私たちは東京のものづくりにこだわり、お客様の期待を形にする職人集団として、歩み続けてまいります。
