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未来への一歩。中学生が体験する家具塗装工場

#工房日誌2

先日の2月6日と7日の2日間、江東区立深川第二中学校の2年生の皆さん7名に、“職場体験学習"という教育課程の一環でご来社頂きました。

今回は、その様子をご紹介したいと思います。

深川二中は弊社からすぐご近所さんの中学校です。

こちらの生徒さんの職場体験学習をお引き受けするのは、去年に続き今回で2回目となりました。

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去年は3名だった生徒さん達でしたが、今回は7名に増員。

他の事業所さんでの職場体験学習が中止になった生徒さん達も、急遽弊社でお引き受けしたとのこと。

ニシザキ工芸株式会社は特注家具の会社です。

なので、皆さんには家具が出来るまでを体験して頂きました。

第1日目は、"木のまち 新木場”で、家具の材料である木材について学びました。

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こちらは、新木場駅前に建つ"木材会館”の中にある檜舞台を見学している様子です。


木材会館は、東京木材問屋協同組合が創立100周年事業の一環として、平成21年7月に竣工しました。

建物の内外装には多くの木材が使用され、木材の魅力や可能性を体感することが出来る施設です。

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去年もお世話になった協和木材産業株式会社様にも足を運びました。

こちらの取締役の方が深川二中出身ということもあり、今年も快く了承して頂きました。

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こちらでは、製材の様子を見学させて頂きました。

生徒さん各々、お気に入りの無垢の木材をゲット。

・・・そして翌日。

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第2日目は、弊社の塗装スタジオにて特注家具の塗装工程を体験して頂きました。

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とは言え、実際の製品に手をつけてもらう訳にはいきませんので

昨日、協和木材産業株式会社様でゲットした無垢の木材を実験台にして木材塗装を行ってもらいました。

先ずは“素地調整”という工程から。

木地を研磨して、表面の汚れや毛羽を落します。

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夢中で作業する生徒さん達。

「塗装は木地なり」という言葉があるのですが、木地のコンディションを整える“素地調整”はとても重要な工程です。

そして、吹き付け塗装も体験しました。

弊社塗装部スタッフの指導のもと、頑張ってチャレンジして頂きました。

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今回は下塗りと上塗りの2回塗り仕上げを行いました。

1回目の吹き付け塗装の時はたどたどしかった手付きも、2度目にはだいぶ様になってきました。

やはり若い子たちは飲み込みが早いですね

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実際の仕事も少しだけお手伝いして頂きました。

写真は“マスキング”という工程を行っている様子です。

家具の塗装しない部分をカバーして、塗料がかからない様にします。

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“木地着色”という工程にもチャレンジ。

見本帳で選んだ色に合わせて、着色剤を調合して調色しています。

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調色した着色剤をサンプル板に塗布した様子。

この作業は生徒さん達に大好評でした

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日塗工(日本塗料工業会)の色見本帳から色を選んでもらい、その色に合わせる調色も体験してもらいました。

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これがねぇ・・・ビックリするほど皆さんとても上手に出来ました。

うーん、センスあるなぁ

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皆さんに作って頂いた作品は、各々のお土産としてお持ち帰りしてもらいました。

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江東区立深川第二中学校の皆さん、お疲れ様でした。

この体験が将来に向けての何らかのヒントにつながれば幸いです。

今回の子たちも、皆んな仲良しで元気の良い子達ばかりでした。

目を輝かせながら、楽しそうに実習しているのを見て、こちらも嬉しくて心癒やされました。

私の子供の頃は、将来なりたい職業と聞かれたら、一定数大工さんとか職人になりたいと言う子がいたものですが、最近はなり手が少なくなりました。

こういった体験で、ものづくりを目指す子が増えたら良いなと思う今日この頃であります。

工房日誌2 by 小池

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